しんみになってケアします

訪問介護事業所の理学療法士社員が介護についてつづります

ご利用者様とご家族の想いは、差はあれど暖かい。

お久しぶりです。山田です。

各タイミングにとらわれない記事。もっと書いた方がいいと思いつつもイレギュラーなこの感じ、好きです。

 

介護というのは非常に難しく、

だいぶ昔のように同居が当たり前、広い家が当たり前、ではありません。

 

別の住まいで、電話やスマホでの連絡が当たり前。

会えるのは多くて月に一度。そんなのが当たり前です。

 

 

田中角栄が高速道路を作り、JRが新幹線を拡充し、

人々は「移動」という自由を手に入れました。

高度経済成長とともに住む家はどんどん狭くなり、

都市部への移住が若者のスタンダードとなりました。

 

 

親の介護、誰が見てますか???

 

移住して結婚して、新たな生活を始めたはいいものの、

親御様の介護をどうしてますか??

 

 

2023年の今、介護保険制度はどんどん充実しています。

老人ホームやサービス付き高齢者住宅、

デイサービスや通いの場、

訪問介護に訪問理容。

 

 

どんな場所でも介護を受けられます。

 

 

弊社は「訪問介護」(在宅での生活を支援する)というサービスを行ってますが、

よく見るのがこういうかたち。

 

 

サービス対象のお父さまお母さま。

遠方で暮らすお子様。

 

 

 

互いに互いを尊重し合います。

 

 

 

父母さま「息子娘にはあまり迷惑をかけたくない」

 

お子様「両親にはどうか素敵な生活をしてほしい」

 

 

 

 

お子様はご両親を心配して、事業所に様子の確認やサービスの注文など、数多くのお電話を頂きます。

 

ごはんのこと、洗濯のこと、性格のこと、好みのこと。

 

そのひとつひとつが、ご両親を想ってのことです。

サービスを行う事業所として、プロとして、

もちろん隅々まで考えてサービスを行いますが、

ご家族の「想い」というものに勝てるものは何一つありません。

 

お電話でお話を頂くたびに、深く深くお詫びしたいくらいには、

「ご両親のことを考えきったご助言を頂けること」が多いです。

 

本当に頭が上がりません。

 

 

サービスを行う事業所というのは、

正解はないんだなぁとつくづく思います。

 

 

手前みそですが、

1件1件。勉強しながらサービスを高めていく他なりません。

 

 

 

人と人、家族と家族。

 

そこにある暖かい「差」を受け入れて、

お仕事できたらいいなぁと思います。

 

 

頑張ります。