しんみになってケアします

訪問介護事業所の理学療法士社員が介護についてつづります

何を言ったかではなく誰が言ったかのこの世界で

こんにちは。山田です。

 

SNSというものが普及してすでに20年以上経ちますでしょうか。

携帯電話が普及したころにはまさかこんなにも画面を見る生活になるとは思いませんでした。

昨日たまたま「消費税3%ってあったよな??」と思い調べました。

 

消費税が始まったのがそもそも、1989年からでした。

それまでは「消費税」なんて無かったのかと思うとこの30年が突然恐ろしくなりました。

 

 

昔の文豪や作家は、

素敵な言葉を残した人が後世に語り継がれ、有名となりました。

ひとつひとつの言葉を、端正に丁寧に残し、そこに深い思想を潜ませました。

 

 

今のインフルエンサーは、

まずは有名になることが先決。有名になった後に発する言葉の多くはたとえ間違っていても「あの人が言ってるんだから正しい」と思われるようになりました。

そのひとつひとつが丁寧であればいいのですが、SNSにはどうにも受け入れがたい思想が数多く存在します。

 

 

求められるリテラシーと、一人ひとりの価値感覚の正当さを問われ、

生活する一人一人が責任を課される世の中になりました。

 

 

いま、私たちにできること。

繰り返される毎日の中で、自分の心が動く物事をひとつひとつ、大切に過ごしていくことです。言葉にしなくても、言葉を聞かなくても、思ったことよりも感じたことを大事に過ごすことが必要だと思いました。

 

画面を見続けて、人の言葉にいいねと思うのではなく、

まずは街を見て、空を見て、草木や花をみて、心の動きをしっかりと分かる必要があります。

 

言葉に騙される出なく、

自分の心を信じてあげることが、

よりよい環境や円滑なコミュニケーションを生むと思います。

人の言葉を背負っただけでは、

人と話すときに自分の気持ちは出てきません。

 

 

よりよいものに触れていたい。

自然でありたい。そう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

めずらしく更新してますが、

今年の目標は介護だけでなく、

人として感じたことを残したいなという気持ちです。

 

今日も頑張りましょう*

ご利用者様とご家族の想いは、差はあれど暖かい。

お久しぶりです。山田です。

各タイミングにとらわれない記事。もっと書いた方がいいと思いつつもイレギュラーなこの感じ、好きです。

 

介護というのは非常に難しく、

だいぶ昔のように同居が当たり前、広い家が当たり前、ではありません。

 

別の住まいで、電話やスマホでの連絡が当たり前。

会えるのは多くて月に一度。そんなのが当たり前です。

 

 

田中角栄が高速道路を作り、JRが新幹線を拡充し、

人々は「移動」という自由を手に入れました。

高度経済成長とともに住む家はどんどん狭くなり、

都市部への移住が若者のスタンダードとなりました。

 

 

親の介護、誰が見てますか???

 

移住して結婚して、新たな生活を始めたはいいものの、

親御様の介護をどうしてますか??

 

 

2023年の今、介護保険制度はどんどん充実しています。

老人ホームやサービス付き高齢者住宅、

デイサービスや通いの場、

訪問介護に訪問理容。

 

 

どんな場所でも介護を受けられます。

 

 

弊社は「訪問介護」(在宅での生活を支援する)というサービスを行ってますが、

よく見るのがこういうかたち。

 

 

サービス対象のお父さまお母さま。

遠方で暮らすお子様。

 

 

 

互いに互いを尊重し合います。

 

 

 

父母さま「息子娘にはあまり迷惑をかけたくない」

 

お子様「両親にはどうか素敵な生活をしてほしい」

 

 

 

 

お子様はご両親を心配して、事業所に様子の確認やサービスの注文など、数多くのお電話を頂きます。

 

ごはんのこと、洗濯のこと、性格のこと、好みのこと。

 

そのひとつひとつが、ご両親を想ってのことです。

サービスを行う事業所として、プロとして、

もちろん隅々まで考えてサービスを行いますが、

ご家族の「想い」というものに勝てるものは何一つありません。

 

お電話でお話を頂くたびに、深く深くお詫びしたいくらいには、

「ご両親のことを考えきったご助言を頂けること」が多いです。

 

本当に頭が上がりません。

 

 

サービスを行う事業所というのは、

正解はないんだなぁとつくづく思います。

 

 

手前みそですが、

1件1件。勉強しながらサービスを高めていく他なりません。

 

 

 

人と人、家族と家族。

 

そこにある暖かい「差」を受け入れて、

お仕事できたらいいなぁと思います。

 

 

頑張ります。

 

 

 

 

職場はぼくのほろ苦さ

こんにちは!しんみケアーセンター代表山田です。

 

季節の移り変わりは突然で、ヒーターを押し入れから出すときに思います。

 

「夏はあんなに涼しい所に行きたいのに、今はぬくもりが欲しい」

 

ヒーターの熱も浴びてると暑いし、無いと寒くて点けたり消したり。

本当はお布団に入ってるのが一番幸せなぬくもりなんじゃないかな。

 

 

さて、しんみケアーセンターは事務所がマンションにあります。

クリスマスが近いということもあり、利用者様から頂いたとされる代々伝わるクリスマスリースを飾ってみました。どう!かわいいでしょう?

 

 

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ご利用者様から頂いたクリスマスリース

 

 

 

 

 

古い古いマンション。震度2でも足元にズズッと振動が来る、40年越しの大先輩マンションです。

そこに看板を掲げたのは30年前。まだ介護保険が始まってない頃でした。僕は小学校にも行ってない。

 

 

 

このマンションは父の職場でもあり、同時に祖母の家でもありました。

 

 

 

僕は正直祖母の家が苦手で、おばあちゃんの家に行こう!となってもやったー!!とはなかなかならない子でした。

 

理由はタバコ。タバコとコーヒーの匂いがどうしても好きになれなかった。

 

 

しいていうなればタバコの火の点けたてや、コーヒー豆の匂いは大好きだったんだけど、どうしてなんでかそれらが掛け合わされると苦手な匂いになってたのでした。

 

 

 

そんな祖母が亡くなったのもこのマンション。

父親がかけつけ救急搬送され、

僕は病院へ直行。

ICUを遠くから見る。

仰向けで、ゆがんだ姿勢で寝る祖母。

口に繋がれる呼吸器。

 

 

その後場所は移動させられ、後に通達される亡くなったとの知らせ。

 

 

「人は死んだらどこへ行くの??」

 

 

最初に持った死への疑問は僕の将来の虚像となりました。

 

 

 

 

 

後から聞いた話、祖母は最後自分が大好きなタバコを吸い、

脳で出血が起こったのではないかということ。

 

 

 

最後まで自分が好きだったことを行った祖母。

きっと美味しかったんだろうな。

もっと会いに行けばよかった。

タバコとコーヒーが掛け合わさった匂いも、

好きにはなれないけど今では僕のいい思い出。

 

 

患者様でおんなじ匂いがすると、胸がきゅっと締まる。

大事にしよう。おじいちゃんおばあちゃんがいない僕は、

僕にとっては、

この町の高齢者全てが祖父母であると。

 

 

そう思って過ごしています。

 

 

 

築40年の古びたマンション。

昔ながらの薄い壁。

毎日出勤してるこの箱は、

 

 

 

僕の思い出のおもちゃ箱。

 

 

 

 

 

 

 

引っ越ししたいけどしたくない笑

 

 

 

今日も頑張りましょう!!!!

油断大敵マスクとの闘い

過去こんなにも「マスク」を意識する1年はあるでしょうか。

 

 

 

筆者山田、基本的に花粉症の時以外はマスクをしない人生だったので、

 

 

 

こんなにもマスクマスクな生活は初めてでございます。

 

 

 

愛おしいマスク。カラフルなマスク。。

 

 

 

思い返すとこんな感じ

 

 

 

3月、コロナが世に蔓延し、マスクがない!「消えたマスク」

 

4月、マスクは街から消え、ネットから消え、「高値なマスク」

 

5月、ネットでは転売され、中国産の怪しいものが増えた「本物のマスク?」

 

6月、徐々に市場へ出始め、少しずつ戻る「おかえりマスク」

 

 

 

毎月名前を付けてしまうほどのマスクマンスリーですが、

 

 

街を歩けばほとんどの人がマスク着用(当たり前ですが)

 

 

 

 

 

なんだか、

 

 

口元を出して、素顔を全部さらけ出すのが恥ずかしくなりそうです。

iphoneの顔認証できません)

 

 

 

 

この先一体どんな社会になってゆくのでしょう???

 

しんみケアーセンターでの新型コロナウイルス感染症対応について

 

お世話になっております。

 

 

本日ようやく弊社での「新型コロナウイルス感染症への対応」について資料がまとまりました。

 

 

訪問介護”というお仕事は、いついかなる時も援助を行うことが必要で、

 

 

もちろんこれに限った話ではありませんが罹患者は絶対に出してはいけません。

 

 

ましてや利用者様は高齢である事が多いため、通常の風邪ですら命取りになり兼ねないのです。

 

 

 

 

 

 

訪問介護事業所しんみケアーセンターでは、以下のようなフローに従い、

チェックリストと共に新型コロナウイルスの疑いのある方への対応を行います。

 

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下部チェックリストは江戸川区介護保険課様より頂きました物を使っております。

 

 

 

何事もない事が一番ですが、

 

 

 

何かが起きてしまった時に然るべき対応ができる準備も必要ですね。

 

 

 

 

 

 

これ以上感染の拡大が起こりませんよう、毎日お祈りします。

 

 

 

 

コロナウイルスとワニ

こんにちは、しんみケアーセンターです。

 

最近の話題と言えばこの二つしかありません

 

コロナウイルス」と「ワニくん」

 

 

(ワニくんを知らない方はこちらのまとめサイトへどうぞ→https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1912/29/news029.html

 

 

簡単に説明すれば某巨大SNSで「死ぬまであと〇〇日」というなんとも非情な宿命を負ったワニくんが、

そんなこともつゆ知らず友人やきれいな女ワニさんと幸せな毎日を過ごす4コマ漫画でした。

 

 

 

(書籍化や映画化するんですってすごいね今の世の中は)

 

 

 

「生きとし生けるものはみな、いつ死ぬか知りえぬ毎日を過ごす」

 

 

 

という圧倒的な、誰しもが分かっていながらも目を背けている事実と向き合った作品でした。

 

 

 

 

命あるもの、限りがあります。

 

 

これを打ってる今も、「死ぬって何だろう?」「分からないものって怖いな」

 

 

そう感じているところ。

 

 

 

 

 

 

 

小さな頃に体調が悪くなると決まってみる夢があって、

「枕元に看病しに来てくれた母親が黒い丸い球になってのしかかってくる」

 

 

苦しくなって「バッッッッッッ!!!」と起きるのです。ゼーハーしながら。

 

 

 

 

 

 

そんなときに決まって、

 

「人は死ぬとどこへ行っちゃうの???」

 

と考え始め、体調が悪いのに寝られないという地獄を感じておりました。

 

 

 

 

 

 

「いつ死ぬかなんて誰にも分らないんだから、今日という日を全力で生きよう」

 

 

 

 

分かっているはずなのに、なかなかアクション出来ません(主に筋トレ笑)

 

 

 

 

訪問介護では、高齢者を援助します。

 

 

圧倒的に僕らより「死に近い存在」なわけです。

 

 

それだけでも援助の一つ一つを大事に丁寧にしたいと思いますし、

 

 

長きにわたってその恐怖と対面してきた時間に敬意を表したいです。

 

 

 

 

コロナウイルスがいまは世を賑わせ、日本では主に70歳以上の方に猛威を振るっております。

 

 

 

 

そんな敬意を示したい方々に、

 

 

 

 

「もしかしたら保菌している自分」からうつすことは望むことでしょうか???

 

 

 

 

自分が感染、保菌しないことはもちろんですし、

 

 

 

 

援助を必要とする方々に移すことの無いよう、

 

 

 

 

毎日を一つ一つ気をつけながら、

 

 

 

 

 

今日という一日を大事に丁寧に生きていたいですね。

 

 

 

 

良いこと言いました。

 

今日もしんみケアーセンターは元気に援助しております!!!

 

それではっっ!!

介護で改善はできないものか?????

どうも中の人理学療法士山田です。

 

 

この、『理学療法士』という仕事が大好きな理由として、

 

『患者様の健康状態の「維持」もしくは「改善(治癒含む)」のお手伝いができる』

 

 

というところなんです。

 

 

実際、Drが判断して、必要な処置をするわけですが、

 

 

Drがする処方として、

 

手術

投薬

リハビリ

 

などがありありますよね????

 

 

 

その患者さんの改善のお手伝いができるんですよ。なんて素晴らしい。

 

 

 

 

 

そうした中で、「介護」とはなんぞやと。

Googleさんで一番上に出るやつとしては、

 

 

かいご
介護
 
  1. 《名・ス他》

    身体や精神が健全でない状態にある人の行為を助ける世話。
     
     
     
    とのことなんですね。
     
     
     
    身体や精神が健全でない(うまくできない)状態にある人の
     
     
    行為(したいこと、すべきこと)を『助ける』世話。
     
     
     
    つまり、「100%代わりにやってあげるものではない」
     
     
     
    という事なんですね。
     
     
     
     

    これってリハビリテーションですよね???(突然)

     

     

     

     

    リハビリテーション・・・

     

     
    1. 病気やけがなどによる後遺症を持つ人の社会復帰のために行う身体的・心理的訓練、職業指導など。
      ▷ 略して「リハビリ」とも言う。 rehabilitation
       
       
       
      少しレベルは高いこと書いてありますが、
       
       
       
       
      介護ってリハビリの一部なんじゃないかな????
       
       
       
       
      と感じてきました。
       
       
       
       
       
       
      これからの介護はきっと、
       
       
       
       
       
      『改善可能性』
       
       
       
       
       
      という新しい考え方を用い、
       
       
       
       
       
      利用者一人一人を患者ととらえ、
       
       
       
       
      マンツーマンでコーチングマネジメントし、
       
       
       
       
       
       
       
      その患者様が「本当にしたいこと」の為に改善を目標として世話をしていくこと。
       
       
       
       
       
       
       
      それが必要なんじゃないかと思います。
       
       
       
       
      勝手ながら。
       
       
       
       
       
      それが出来るのが介護。
       
       
      もちろん時間やお金などの制約が色々あるので、
       
       
       
       
      理学療法士による生活機能の助言が必要ですが。
       
       
       
       
       
      それが当たり前に共有できる「チーム」で患者様を見れると良いなと。
       
       
       
       
       
       
       
      ケアマネ+PT+NS+ヘルパー
       
       
       
       
      がチームである必要があるんです。
       
      情報共有と言えど、本当に統一した指針とやり方となっているのか。
       
       
       
       
      改めて見返す必要がありそうです。
       
       
       
       
       
       
      (あくまで個人的な見解です)
       
       
       
       
       
       
       
      山田